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次の駅でじいさんの隣の席が空いた。
そこに、
昔はさぞや美人だったろうというような、
上品なおばさんが歩み寄ると
先程のじいさんに
「すみません、わたくし
ペースメーカーを入れておりましてね、
携帯電話の電源を
お切りいただけますでしょうか。」
と微笑みながら言った。
じいさんがおとなしく携帯の電源を切ると、
おばさんは
「ありがとうございます」と言って座り、
リーマンに微笑んだ。
じいさんはやることが無くなって
寝てしまった。
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しばらくしてじいさんは
まだ熟睡していたが、
おばさんとリーマンと私は
同じ駅で降りた。
おばさんはホームに降りるとリーマンに
「あのね、嘘でしたのよ。でも内緒ね。」
いたずらっぽい笑顔まで上品だった。
引用元: すかっとしていきませんか | sk2ch
画像・動画出典元:GATAG|フリー画像・写真素材集 4.0 – 著作者: JESHOOTS