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その神経がわからん!

【その神経わからん】「私、教育センターに送られたんですよお?」

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息子は夏休みくらいまでは、
特に何も言っていなかった。

(私の存在がAにバレてAが息子に何かしたら嫌だ)
と思っていたから、出来るだけ私の姿は隠していた。

懇談会がリモートであって、
それには旦那に対応してもらっていた。

でも少し前、息子が園芸委員の仕事で作業していたら
サッカー部の子のシュートのボールが頭に直撃。

後頭部に当って前のめりに倒れ、
持っていたスコップが歯に当たった。
歯は折れて脳震盪も起こした。

学校から連絡があり病院へ迎えに行ったら、
息子は『鍛えていたお陰』で?(医者がそういった)、
休んで元気になっていたのでホッとしたが、
まあAには気付かれてしまった。

目が半月みたいな形でギラギラしていて、
ニィィって笑って。
あのクルクル天然パーマが
メデューサみたいにうねっている髪も健在だった。

「えええ~ww(息子)さんのお母さん、
 Bさん(私の旧姓)だったんですかぁ?」

「私、あなたのせいで誤解されて
 教育センターに送られたんですよお?」

「もう元気ですかー?」
って。

息子の前でニタニタしながら言われた。

 

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「おかげさまで。
 息子の前でよくも人のことを
 下に見るような発言できますね、
 それでも貴方教師ですか?

 クソみたいな性格健在なら、
 もっかい送られたほうがいいんじゃないですか?」
って言ったら、Aはハッとして、顔を真っ赤にして
「すみません…」
って謝って帰っていった。

私を見て何かスイッチ入ったけど、
言い返されて我に帰ったんだと思う。

息子は
「あんな先生はじめて見た、母さん大丈夫?」
って心配してくれたけど。
言い返せた自分にスッキリしたのか
「ぜーんぜん、母さん強いし」
って言った。

でも本当は汗も動悸も凄くて、
足が痺れる程震えていた。

 

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