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修羅場

【涙腺崩壊】おばさん「お通夜のしきたりは~」私「形式も大事ですが何より気持ちでしょうが!」

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長いです。吐き出しをかねて。

 

うちの近所に、
いわゆる聾唖のおじいさんが住んでた。
祖父母と同世代くらいで、
事情があるのか家族はいないそうで、
親戚とも離れて一人暮らしだった。

 

私は小さい時
「聾唖」ということがわからなくて、
どうしてあのおじいさんは
いつもニコニコしてるのに、
挨拶しても返事してくれないのかな?
と思って、母に尋ねた。
「おじいさんは耳が聞こえなくて
 喋ることもできないの。
 だから挨拶しても聞こえないの。
 無視してるんじゃないのよ」と教えられ、
聞こえない喋れないってつらいなと思った。

 

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そんなおじいさんに、弟はよく懐いてた。
おじいさんは手話もできなくて、
意思の疎通は基本的に筆談。
学校もまともに行けてないそうで、
ひらがなばかり。

 

弟が
「今日ね、○○(差別用語)さんに
 漢字教えてあげた!」と言った時、
母が卒倒しかけたけど、その差別用語は
おじいさんが幼少期からずっと周囲に
言われ続けたことだった。
自分が耳が聞こえないのは本当だから、と。
両親は弟に
「いくら本人がいいと言っても
 そう呼んじゃ駄目」と言っていたが、
6歳の弟にはよくわからなくて、
結局は親が折れた。
幸い、近所の人達も、
おじいさんが自分のことを
そう言っているのはわかってたから、
弟は責められなかった。

 

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