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その頃は一日の殆どを
止まり木の上で過ごしてたけど、
毎朝毎晩の挨拶は欠かさなかった。
ある夜、いつものように
「おやすみ」て声をかけたら、
その日はいつものように
「オヤスミ」でなく
「バイバイ、バイバイ」て言うんだ。
「違うでしょ、おやすみ」と言って
「オヤスミ」と一言返ってきたが、
俺が部屋から出る時はやっぱり
「バイバイ」だった。
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翌朝、止まり木から降りて、
籠の隅っこでうずくまってた。
48年の大往生。
不出来な弟で苦労かけたと思うよ。
でも一人っ子でも寂しくなかったのは、
頼れる兄が二人もいたからだ
て俺は今でも思ってる。
何でこれ書いたかって、
もう犬も鳥もいない生活が余りに寂しいから、
そろそろ新しい家族を迎えたいな
と色々考えてたんだけど、
これ書いてて涙とまんねえから
まだ暫くは無理そうだ。
引用元:sk2ch
画像元:pixabay