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それから、高校野球の監督である
従姉妹父の特訓が始まった。
朝な夕なAをしごいた。
朝は部員が迎えに行き、終わるのは八時。
そのあとは従姉妹家で食べろ食べろ祭り。
このくらいの体力は必要だ!
男なら!さあ牛丼もう一杯!
てやったらAがA実家に泣きついた。
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A実家は文句を言ってきたが、従姉妹父は
「娘はあなたがたの希望に従って、
今までの仕事も実家も捨ててそちらに嫁ぐ。
息子さんにも是非男を見せて欲しい!
高校生がやっている程度のトレーニングは
出来なければ困る。男じゃない。」
そう突っ張ねた。
そう言われると後に引けない九州男児で、
Aはもうちょっと頑張ったがギブアップ。
従姉妹父は許さず、
「じゃあじっくり時間をかけて体幹を作ろう。
男なら当然だ。結婚はそのあとだ、
なあに、半年で見違えるようになる」