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おそるおそる振り返って見ると、
私の後ろの席には
一見してオネエな2人組が食事中で、
コップの水がこぼれるくらい机叩きながら、
ゲラゲラ大笑いしていた。
以下2人のマシンガントーク
(正確じゃないけどだいたいこんな感じ)
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「ちょっと聞いたぁ?
自分のガキを王子だってさ!王子!」
「いるんだ、実際!?
都市伝説だと思ってたわ〜」
「厚かましいよねえ〜?
どこからどう見ても
バリバリの庶民がさー」
「あら、わかんないよ?
王子生んだんならあんなんでも
どっかの王妃かもよ!?」
「有り得ない有り得ない?
アリエーヌ王妃?」
「あ、そうか!正妻じゃなくても
側室とか愛妾なら庶民あり得る!」
「八百屋の娘も将軍産めるお国柄だし?」
「フランスには元娼婦の愛妾もいたしね〜
て、何世紀の話よ〜?」
…と、オネエ2人のトークは
途切れることがなかった。