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線路のそばのバス停で、
ガラガラのバスに乗って駅まで行った
兄が駅員さんに何か聞いて、
電車が来て乗り込むまで、
追っ手がかかってないか気になって
何度も振り返った
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電車を何本か乗り継いで、
なんとなく見覚えのある駅についた
途中で、兄が何度か公衆電話から
誰かに連絡をしていた
駅では知らない大人が数人待っていて
「○○くんと○○くんだね?」
と優しく聞いてくれた
兄の後ろに隠れながら兄をそっと見ると、
繋いでいた手をギュッと握って
「もう大丈夫だ」て笑ってくれた
その時気がついたけど
兄の笑顔を見るのは一年ぶりだった
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