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親戚は私が後でいじめられるのではないか
と思って何も言えなかったそうだが
私の母がふと思いつき、
別室にいた祖父を連れてきて
ペラペラしゃべるトメの近くに座らせた。
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やがて黙って聞いていた祖父
(戦前は職業軍人、戦後は工員。
趣味は海釣り、碁が強くてオカルト嫌い)が
「いえ私も心配だから言ってるのよ」
と言うトメ(60歳)に
「その子供はどこの家の子かね。
近所なら皆ワシの知り合いだから
誰かわかる」
「この辺りを走るタクシーの運転手は
○○交通か○○会社くらいしかない。
誰がそんなことを言ったのか。
本人から是非話を聞きたいから
連れて来い」
「値段のことを気にしていたが
おたくはうちが貧乏だと言いたいのか」
と、淡々と切り返した。
まさかそこを突っ込まれると
思わなかったトメ、
「私もよく知らないんですよ」
→「よく知らないことを聞いたこともない
地元の我々になぜ言うのか」
「義理とはいえ私にとっても
娘のことが心配ですから」
→「ワシにとっては可愛い孫に
こんな義母がいることがもっと心配だ」
とズバズバ言いまくり、男手が少なく
力仕事にかり出されていた夫が戻ってきて、
トメを無理矢理謝らせて連れ帰った。