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その後、大学へ進学し都会へ就職。
実家へ帰るのは
正月だけになってしまったが、
1年逢わなくても私を忘れず
熱烈に歓迎してくれた佐助。
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職場で知り合った人を連れ
実家に結婚の挨拶に行ったのが
私26の5月。
日がな1日寝ていることの多くなった
15歳の佐助は老いていたが、
私を見つけると起き上がり
甘えた声を出して体を預けてきた。
後に夫となる彼を
「お姉ちゃんの旦那さんになる人だよ。
よろしくね、佐助」と紹介すると
彼の顔を見て一声「ワン」と吠えた。
それから3日後、
佐助が死んだと電話があった。
佐助は実家の柿の木の下に眠っている。
引用元:sk2ch
画像・動画出典元:写真AC