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【やさしい人のお話】オッチャン「少年、帰らないのかい?」自分「うん…」オッチャン「…これ食え」

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俺の人生の恩人な、良い人。

 

自分、父親が単身赴任で、しばらくは
母子家庭みたいな状況で育ってた。

 

んで、母親もパートで出掛けてて、
帰ってくるのは夜になってから。
ずっと、鍵っ子だった。

 

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んで、俺が小学校入る前ぐらい。

 

ファミコンも持ってなかったし、
退屈だったから、家の前の公園で
ブランコ漕いでた。

 

んで、腹も減って母親も普段より遅くて
七時ぐらいの真っ暗な中、
しょぼくれながらブランコこいでたら、
やたら細身のスーツ姿の少し頬のこけた
オジサンが歩いてきた。

 

最初は公園の中を普通に通り過ぎただけ
だったけど、暫くたって、
二度目通り過ぎた時、本屋の袋を持って
「少年、帰らないのかい?」
と話しかけて来た。

 

俺は適当に応えたら、
オッサンはまた通り過ぎてった。
 

 

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