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10年ほど前、
父が餅をのどにつかえさせた。
母に119番に電話させるとともに、
私は掃除機を取りにダッシュ。
しかしうまくいかず、
父は唇を黒っぽくさせながら
横に倒れていった。
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泣きそうになりながら以前TVで見た
「九死に一生スペシャル」を思い出して、
後ろから父を抱きかかえるようにしながら
みぞおちを組んだ両拳で押し続けること
数回。
ようやく餅が口から飛び出し、
私は放心状態に。
その時、母はまだパニック状態で
救急隊員の指示を電話で聞いていた。
私が電話を替わり、
救急車が必要でなくなったと伝えると、
「さっき出たところだ」と
まるで蕎麦屋の出前のような答えが。
ほどなく救急車が到着したが、
救急隊員はなんと同級生だった。
すでに逼迫した状況ではないと
分かっていたので同級生は
「お久しぶり~」と微笑んでおり、
ひとしきり父の様子を見た後、
じゃあ帰りますのでここに
判子をおして下さいと言って
帰って行った。
搬送しないときは判子がいるらしい。
引用元: すかっとしていきませんか | sk2ch
画像・動画出典元:写真AC