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なるべく気を使わせないように
サラッと言ったつもりだった。
ところがお母さんは
いきなりおれの手を両手で握ってきた。
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おれがビックリしてると、涙目で
「○○くん、困ったことがあったら
うちに来るのよ」って言った。
なんだか分からないけど、おれも泣けてきた。
家族なんて欲しいと思ってなかったけど、
その友達が本当に羨ましかった。
この時のめしの味が今でも忘れられない。
それからもそいつの家には
バイトの休みの日にゴハンを
食べさしてもらいに行った。
いつもタダメシじゃ悪いから、
一度お金を持っていったら、逆に怒られた。
「子供が余計な気を使わなくてもいい」って。
でもうれしかった。
引用元: すかっとしていきませんか | sk2ch
画像・動画出典元:写真AC