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修羅場

【修羅場】自分「深夜になんの音だろう…あっ」奥さん(あっ…お願いします…)自分(あぁ…気をつけてね、お元気で)

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そんなある土曜日の夜

 

その日も1階の家は、
朝からじじばばが来て、
夕方には奥さんが一人残されていた。

 

夜中に何かどたばた音がする。
どうも床下から。外も何か車の音がする。

 

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何だろうと思ってカーテンを開けて
覗いてみると、アパートの前に
トラックがいた。
ベランダに出てみると、
何かタンスや衣装ケースを運び出している
人達がいる。

 

昼間だったら普通に
「ああ、引っ越しなんだな」って光景だが、
今は夜中の1時過ぎだ。

 

これは!?と思ったら、庭に出てきた奥さんが
こっちを見上げて私と目があった。
はっとした顔をする奥さん、次の瞬間
手を合わせてこっちを拝んだ。

 

ああ、そうか、奥さん逃げるんだ。
とうとう逃げるんだ。
思わず右手でGJした。
そして声を出さずに「気をつけてね」
と口を動かして、手を振った。
奥さん、泣きながら
何度もお辞儀をしてくれた。

 

ほんの30分もしないうちに、
奥さんはトラックに積んだ荷物と共に
いなくなった。

 

ふと見ると、お向かいの一戸建てや
隣のアパートからもいくつか顔が出てたけど、
みんな目が合うと、「うん」とうなずいて
引っ込んだ。

 

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