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ほのぼの

【なごむ】ジョン「よそ者の僕を昔から知ってる友人みたいに歓迎してくれたんだ。そんなの好きにならずにいられないよ」

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そんなジョンが仕事の都合で、
日本にやってきた。

 

早めに打ち合わせも終わって、
時間が空いたのでせっかくだからと
近所を散策したら、
緑に囲まれた公園らしい場所がある。
湿気の多い日本の夏に大汗をかきながら、
一休みしようと目に付いた
木陰のベンチに腰を下ろす。

 

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すると、ふっと涼しい風が吹いてきた。
ああ気持ちいいなと目を閉じた瞬間、
感じたそうだ。

 

横に、何かがいる。

 

なにかでっかくて、
ゆったりと呼吸している
動物みたいな気配を感じる。

 

こちらを意識しているらしいけど
視線を向けるでもなく、
のんびりと寝そべっているような
リラックスした気配。

 

ジョンが言うには
すごくでっかい犬を連想したらしい。
教会の「上」にいたものと、似てるけど
異なるなにか。

 

あっちは同じ場所にいると
じっとり汗が出てくるほど緊張するのに、
こっちのなにかはえらくのんびりしていて、
まったく恐く感じない。

 

自分を睨んでくるでもなく、ただ横にいて、
「暑いだろ。まあ休んで行けよ」
とばかりに涼しい風がそっちから吹いてくる。

 

あっという間に汗が引いて、
目を開けると、そこには小さな建物があった。

 

建物の左右に石で出来たトーテムが建ってて、
白い獣がこっちを向いていた。

 

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