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そのときも、
「近所の猫なんだろうねー」ぐらいにしか
思ってなかったが、日が暮れても
一向に家に帰る様子を見せない。
ついに、物置の上で夜は眠っていた。
駐車場の屋根の下にあったので、
雨だけは凌げていたようだ。
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二日ぐらい様子を見ていたが、
うちを離れる様子はなかった。
次第に、おとん、私を含む3兄弟は
「迷子で帰れないなら
うちで飼ったほうがいいんじゃない?」
と揺らいできていた。
おかんだけが
「うちは転勤族だから飼わないほうがいい。
もしかしたらまだ帰る家が
あるのかもしれないし」と譲らなかった。