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さっきの混んでた電車の中でのこと。
座席に座った母親に抱かれた
1才ぐらいの子が眠くなったのか、
ぐずって大声で泣いていた。
母親は懸命にあやしていたけど
全然泣き止まない。
座ってじっとしているのがつまらなくて
飽きちゃうのかもしれないと
(後で他の人に言ってた)、
席から立ち上がって、
揺れにあわせながらひたすらあやし続けた。
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電車の中はその子の泣き声でいっぱい。
母親は「すみません、すみません」
と小さくなるばかり。
すると母親の周囲にいた人間が、
その子をあやし始めた。