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ほのぼの

母「亡くなったばあちゃんのノート。あんたが貰いな」→そのノートには幼き頃の…

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オレは小さい頃、家の事情で
ばあちゃんに預けられていた。
当初、見知らぬ土地に来て間もなく
当然友達もいない。

 

いつしかオレはノートに、
自分が考えたすごろくを書くのに
夢中になっていた。
それをばあちゃんに見せては

 

「ここでモンスターが出るんだよ」
「ここに止まったら三回休み~」

 

ばあちゃんはニコニコしながら、
「ほうそうかい、そいつはすごいねぇ」
と相づちを打ってくれる。
それが何故かすごく嬉しくて、
何冊も何冊も書いていた。

 

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やがてオレにも友達が出き、
そんなこともせず友達と遊びまくってたころ、
家の事情も解消され、自分の家に戻った。

 

ばあちゃんは別れる時もニコニコしていて、
「おとうさん、おかあさんと
 一緒に暮らせるようになって
 よかったねぇ」
と喜んでくれた。

 

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