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当然、DQNは
「放せやゴルァ!」と殴りかかってきて、
数発殴られた。
頭がチカチカした。
その瞬間、
俺は何故か咄嗟に「警察に行こう!」と閃き、
DQNの片足を掴んだままで全力で走り出した。
思うに、
あれが火事場のクソ力って奴なんだと思う。
俺は走った。とにかく走った。
止まったら、
喧嘩ではDQNに勝てないと思ったからだ。
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駐車場を出て、
道路を走り、
公園を横切り、
人の多い交差点や地元の商店街を
DQNを引きずったままで走り抜けた。
途中ですれ違うリーマンやオバさんが、
あっけに取られた顔をしてた。
息も苦しく、
心臓はバクバク鳴り続けたが、
DQNが怖くて俺は走り続けた。