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学生時代、学生寮に住んでいた。
築ウン十年のボロボロの建物には、
野郎ばかりが数十人住んでいた。
トイレも風呂も共同だったが、
部屋は各自に個室があてがわれていたので、
かろうじてプライベートの時間は、
リラックスして1人
のんびり過ごす事が可能だった。
マヤるというよりはシキる勢いでやった
最初は屈折した家柄コンプレックスで
私に対して下手下手に出ていたけど、
(これもこれで気持ち悪かった)
娘が生まれて大フィーバー。
テンプレまっしぐら!な糞トメへ。
義実家に行った時、
私の靴の中にくっさい肥料が
詰め込まれてた。
私はその前に買い物に行かされて
台所直行で料理していた。
「あんたはいつも足音がうるさいし、
声も大きくて下品で恥ずかしい」
と同居のトメに言われ続け、ウトと旦那には
「足音も声も特に気にならない」
と言われたけど、気になって
いろいろ気を使っていた。
でも、ちょっと声をひそめると、
同じ卓のウトと旦那には聞こえていても
「聞こえない。嫌がらせなの?」と言われ、
足音をたてないように気を使って歩くと
「後ろめたいことでもあるの?」と言われるし、
ウトと旦那がしめてもきかないから
何も喋らないことにしてみた。
うちのトメはとにかく物を知らない。
一番びっくりしたのが、
日本の首都は北海道だと思っていたこと。
ウトと夫がトメ自身に
「日本 首都」でググらせたり、
wikiで東京を検索させて
「日本の首都が置かれている都市である」と
書いてあるのを見せたりしたけど、
それでも認めないという強情性も兼ね備えた、
非常に厄介なトメ。
ちなみに北海道の理由は
「面積が一番広いから」。
トメが溺愛するコトメコ
(旦那姉の子・当時小6)に説明され、
やっと認めたらしい。
私に害はないし、中距離別居で
嫁いびりも特になかったので、
トメの存在はあまり気にしていなかった。