【ほのぼの】じいちゃん「あなたと食べるとごちそうのように美味しかった。そんなあなたともう会えなくなるのは、生きている意味を感じられないほど悲しい」

Facebookでシェア Twitterでシェア

Tweet

Pocket

じいちゃんは毎週

ばあちゃんのもとに通って、

へたくそな日本語の恋文と

恋歌の写しを投げて、

ばあちゃんが拾うのを確認して

一礼して走り去る、とやってたんだが、

じいちゃんが投げた恋歌の中に

ばあちゃんが好きな歌が入ってたのが

きっかけで、ばあちゃんから

「この歌が好きなんですか？」

と話しかけたらしい。

そこでじいちゃんが

全く日本語ができない

（「ここから一歩も近づきません！」は

　日本贔屓の上司に教えてもらった

　唯一の日本語）ということが発覚して

じいちゃんが滞在してる間

ずっとばあちゃんが日本語を

教えてたんだそうだ。

そのお礼として米軍配給の缶詰だのを

渡してたんだそうだが、

上司の入れ知恵で、同じ隊の他の人に

事情を話してちょこっとずつ

缶詰だのを分けてもらって

「ご近所の皆さんで分けてください」と

箱一杯に差し入れたのがきっかけで

ばあちゃん一家に受け入れられて、

アメリカに帰る時には

一緒にご飯を食べたんだって。